こころ触りのよい時間
やっと、そこに辿り着いたら、その立派な姿は消えてしまいました。
塔の真下。“憧れ”あるいは“夢”のありか、とも。
遠くから眺めている時は、その輪郭はくっきりしていたのだけれど。
そして、それを追って、近づいて、近づいて、近づいてきてみると、
その姿は、どんどん大きくなった後、視野からはみ出してしまって。
もはや、その全貌を目にすることはできなくなってしまったのです。
塔の真下。“憧れ”あるいは“夢”のありか、とも。
遠くから眺めている時は、その輪郭はくっきりしていたのだけれど。
そして、それを追って、近づいて、近づいて、近づいてきてみると、
その姿は、どんどん大きくなった後、視野からはみ出してしまって。
もはや、その全貌を目にすることはできなくなってしまったのです。
憧れのふもと。夢のふもと。