久しぶりに、梅酒を漬ける気になり、早速。
3年ぶりです。
余裕がない時は、とてもじゃないけれど、そんなこと(梅酒を漬けること)をする気にはなれないですからね。
最近、ムリして3年も続けていたことを手放す決意をしたら、いきなりホッとして、意欲がわきあがってきました。
梅酒作りは、とっても簡単。作るたびに思います。しかも、自分で漬けたそれを飲むたびに、売れるくらい美味しいなぁ、とか思っちゃえますし、幸福度高い作業です。(※過去、1回だけ失敗。後ほどポイントをお伝えしますね)
近い未来に、至福な瞬間を味わうための、種まき作業。実に、豊かなですね。
というわけで、せっかく、梅酒を漬ける気になれた、2019年5月本日を吉日ってことにして、今回は、その、簡単で売れるくらい美味しい「梅酒の作り方」を、メモっておきたく思います。
【梅酒】材料
- 青梅:1kg
- 氷砂糖:400g(万人ウケする甘いやつ希望の場合は、500g以上使ってください)
※一般的なレシピでは500g~1kg前後が多いかも。私は、砂糖控えめが結構イケると思っています。 - 焼酎(アルコール分35%):1.8リットル
※果実酒用のホワイトリカーでOK。今回は長崎の壱岐島産の「壱岐っ娘」使用(写真)
◎容器サイズ:4リットル用または、2リットル用×2
※今回は、2リットル用を2瓶で作ります。
【梅酒作り】準備
では、早速、準備から。
【準備1】容器の熱湯消毒と乾燥
容器を熱湯消毒します。内蓋も外蓋も。熱いのでやけどに気をつけて!※管理人はやかんで沸かしたお湯を回しかけました。
しっかり乾燥させます。乾燥は、どんな感じでやっても良いけれど、埃や菌が入らないように、割り箸を並べた上に、ひっくり返しておいてもいいですよ。15分くらいで乾きます。
【準備2】水洗いとアク抜き
- 梅を水でよく洗って、
- 水に浸してアク抜きをします。(今回私は1時間程度)
※長時間浸せばいいってわけではありません。↓ご注意を。
<アク抜きの注意点>
アク抜きは、2~4時間と紹介されているレシピが多いですが、鮮度が落ちていたり、傷んでいたりする梅は、長時間水に浸すと茶色くなるので、要注意です。
旬時期に収穫、出荷されたものは、水洗い後、アク抜きはしなくても大丈夫、と、青果売り場のスタッフさんが言ってました。梅酒の仕上がりを左右させるのは、アク抜きよりも、その後の乾燥にかかっているそうな。神経質にならないように。
【準備3】水分を拭き取る
水切りをして、あらかた乾燥させたら、しっかり水を拭き取っていきます。梅に水分が残っていると、アルコールの浸透を妨げてしまう可能性がありますのでね。
【準備4】ヘタ取り
梅のヘタを竹串や楊枝などで取り去ります。これ、面倒ですが、とても大切。
<過去の失敗談>
この作業をスルーしてしまった時、やたら渋みのある梅酒になってしまいました。売っているような梅酒を目指すなら、この工程は超大切です。
【梅酒】作り方
準備が整ったら、いよいよ梅酒作り。
【梅酒作り1】容器に梅と氷砂糖を入れる
- 最初に梅が容器の底に納まるくらい入れます。
- 氷砂糖をパラパラと入れます。
- 梅→氷砂糖を繰り返す。
砂糖がやけに多く感じるけれど、市販の梅酒にもこの倍くらい入ってます。この量だと、甘さ控えめな大人味に仕上がります。
【梅酒作り2】焼酎を注ぐ
焼酎をとくとくと注ぎます。
※2リットル容器×2瓶の場合、偏らないように、バランスを見てくださいね。
お酒は、果実酒用のホワイトリカーを使用するのが一般的です。
↓これね。
でも、今回、ちょっと違うお酒で仕込みました。
料理スタイリストをやっているお友達が、「美味しいお酒で作ると美味しいよ」と言っていたのを思い出して。
とはいっても、いろいろなレシピ本を見ると、果実酒作りには、アルコール度数が35%以上がのぞましい、とか書いてあるわけで、いくら美味しいからと言って、25度の麦焼酎「中々」とかは使えないわけです。ちなみに、ホワイトリカーは35度です。
そこで、ググりまくったら、
ありました!35度以上の焼酎。
長崎県の壱岐の蔵醸造さんの麦焼酎「壱岐っ娘」です。
壱岐の蔵酒造 壱岐っ娘 麦 [ 焼酎 35度 長崎県 1800ml ]
※AMAZONにリンク
ラベルがかわいいですよね。
一升瓶の裏ラベルの説明書きに、「米麹の持つ自然の旨味と、麦の風味とが良く調和した、上品な味と香りを持つ焼酎です」とあります。
五百年受け継がれてきた伝統の製法で造られている風なことも書いてあって、心がワクっとします。どんな製法かはどこにも書いてありませんが。
実際、香りはすっきりクリアな感じでした。ちょっと飲んでみたかったけれど、全て仕込みに使ってしまったのでね。
仕上がりが楽しみです。
【梅酒作り2】蓋をする
消毒済みの内蓋と外蓋をします。これでお終い。あとは、待つのみ。
3か月以降くらいから飲めます。が、1年以上置いた方が断然、コクが出ます。3か月ぐらいだとサラサラって感じで、飲んじゃうともったいないです。
美味しくなっていく姿は、色の変化でわかります。変化してきたら、こちらでも追加アップしておこうと思っています。
仕込み日のラベルに貼っておくと、飲み頃がわかりやすいです。
本当は、毎年、毎年作って、3年物とか5年物とか、あったらいいのですが、1年後に、1杯飲んでみちゃったりすると、あまりの美味しさに、ちょいちょい飲んじゃって、結局、なくなってしまうんですね。
これからは、毎年作りたいな。いや、作る!
これからは、あらゆる方向で余裕をもって、暮らしていけるように、日々をコーディネートしていこうと決めたのだし。
今回、管理人も、この梅酒と一緒においしく育つ予定になっています。1年後、納得のいく、味わい深い自分になってるはず。
【梅酒作り】まとめ
梅酒作りは…
- とっても簡単なのに失敗がほとんどない。
- とっても簡単なのに、売れるくらい美味しいと思える味に仕上がる。
- 近い未来に、至福な瞬間を味わうための、種まき作業。
- 日常の小さな楽しみになる、豊かな行為。
- それでも、余裕がないと、作りたいとも飲みたいとも思えないし、別に、作らばくても生きていけてしまう、どうても良いこと。
でも、梅酒を作る余裕は味わう余裕につながり、それは、人生を楽しむ余裕につながる、と、管理人は思っているので、なるべく、毎年、作っていけたらいいな、と。
「壱岐っ娘」で仕込んだのは、人生初めて。
来年のお楽しみの種まきをした、本日、実にヨロコバシイ限りです。