「ダーラヘスト」って知ってるかしら?
スウェーデンのダーラナ地方発祥の木彫りの馬のことです。北欧では幸せを運ぶ象徴らしく、世界中の人たちに親しまれているんですって。
その幸運のシンボル「ダーラヘスト」をモデルに作られたのが、写真のクッキー。
シンプルな型抜きクッキーでありつつ、光沢のある黄金色のボディから贅沢な素材感がうかがい知れるような。テーブルにあるだけで、何か明るい気分になります。
これは、FIKA(フィーカ)というブランドの焼き菓子ですが、ずっと、気になっていたんです。
というのも、J-WAVEのラジオ番組でゲストへのおもてなし菓子として登場していたから。
具体的には渡辺祐さんと山田玲奈のナビゲートの「RADIO DONUTS」という番組(土曜の朝8時から12時まで)の中のVOLVO「DESIGN YOUR LIFE」の枠。個性的なゲストをお茶とお菓子でおもてなしをしながら、家族やライフスタイルについてお話するコーナーがありまして、そのおもてなし菓子に、時々(毎回?)この馬のクッキーが出されているんです。
スウェーデンのVOLVO社提供なので、北欧のお茶とスウィーツで楽しむFIKAのスタイルでゲストをおもてなしするという設定なんですね。
そこで、ゲストさんが
「馬なんですね~」
「ん、美味しい♪」
「さっくさく」
とか、一瞬述べる感想が、何故か鮮明に耳に届き、いつかは食べたい、と思っていたわけです。
FIKA(フィーカ)は、スウェーデン語で「お茶を楽しむ時間」や「休憩」という意味。
北欧は年間の日照時間が少ないので、おうちで豊かな時間を過ごすことが習慣となっているんですね。インテリアがシンプルで機能的でいておしゃれだったり、テーブルウェアがカラフルだったり、気分を明るくする工夫とセンスは世界中の憧れですから。もちろん、お茶の時間(FIKA)へのこだわりもしかり。
そのFIKA(フィーカ)という北欧の習慣をそのままブランド名にして、伊勢丹が立ち上げたお菓子ブランドこそがFIKA(フィーカ)。「北欧菓子」×「北欧デザイン」×「TEMIYAGE(手土産)」をコンセプトに、商品を開発しているだけあって、パッケージがとってもステキ。何でも、北欧のテキスタイル人気ブランド「kauniste(カウニステ)」のデザイナーさんたちががデザインを手掛けているそうです。
これらの北欧パターン柄の箱は丈夫で、クッキーがなくなった後も、使いみちもいろいろありそう。
馬のクッキー「ダーラヘスト」以外の焼き菓子も、本当にかわいい。北欧の伝統的なお菓子がいろいろあります。
そして、美味しい♪
素朴な焼き菓子なのに、食感や風味が洗練されています。
◎ハッロングロットル
白いクッキーの真ん中にラズベリージャムの入った「ハッロングロットル」は、スウェーデン語でラズベリーの洞窟の意味。ほろっと繊細なさっくりした食感の後すぐにバターの風味とジャムがしっとり広がります。
◎ペッパルカーコル
シナモンとジンジャーの風味があたたかい気持ちにさせるクッキー。北欧の冬には欠かせないスパイスのクッキーのようです。オールシーズンイケますが。
でも、やっぱり、幸運のシンボル「ダーラヘスト」の存在感は大きいような。お茶の時間が一層ヨロコバしくなる焼き菓子です。贈っても贈られても、どちらもハッピーになれるんじゃないかな、と思います。密封包装されているので、日持ちがするので安心。
でもですね、ひとつ難点が。
私、これ、伊勢丹新宿店で買ったのですが、「ダーラヘスト」はアソートでセット売りしかないのです。
スタッフの方に「馬のバラ売りはないんですか?」
と尋ねたら、
「バラのご要望はご予約のみなんです」
と恐縮そうに伝えられました。
伊勢丹新宿店で「ダーラヘスト」だけを購入するのならば、1週間前に予約が必要
幸運はそうやすやすとは、手に入らないのでした(^_^;)
それにしても、かわいいクッキーです。クッキーというよりもサブレに近い固さでしっかり焼かれています。そして、とても香ばしく。
「ダーラヘスト」とともに楽しむお茶の時間。なんかいいことありそうな気分に♪
手土産はもちろん喜ばれそうですが、自分のおやつレパートリーにも加えておきたい。ひとりで幸運を妄想するFIKA(フィーカ)。結構な至福の時間のような気がします。
アソートですと、こんな北欧っぽい水色の箱。パッケージデザイン、さすがです。
「FIKA」はネットで注文できるけど「ダーラヘスト」は売ってないのが残念。
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伊勢丹オンライン
FIKA
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