私は2020年にはじめてやってみて、知らない地域を知るきっかけになったり、そもそもお得だし、ステキな思いを体験できているので、今回も是非との思いで、寄付を申し込みました。
ふるさと納税(2021年)
2021年の寄付先は、青森県五所川原市と奈良県下北山村の2つの自治体。
今週、青森県五所川原市から返礼品のりんご届き、美味しいし、地域のことを考えたり、いろいろ楽しい時間を過ごせているので、こちらでシェアします。
青森県五所川原市を選んだ理由
今回、ふるさと納税の寄付先に青森県五所川原市を選んだのは、大好きなりんごをいただけて、寄付金で太宰治芸術を応援できると知ったから。
青森県五所川原市といえば、太宰治が生まれ育った場所。作品にも登場する、彼が幼少期から家族と過ごした「斜陽館(現 太宰治記念館)」があることでも知られていていますね。
行ったことがないけれど、知っている。写真や文章を通して触れたことがある場所というのは、再び触れるたび、親しみがわいてくるというもので。
寄付金の用途に「太宰治芸術文化振興コース」というのを見つけたとたん、あぁ、もうここにしよう、と。
11月上旬に楽天ふるさと納税サイトから寄付を申込み、返礼品は配送時期を選べるスタイルだったので、なるべく遅い出荷を選びました。
そして、予定通りに到着。サイトでポチっただけで、ふるさと納税の証明書と返礼品が届くって、ありがたいですね。当たり前のようだけれど、よくできた仕組みだな、と改めて。
今回、りんどの開封から食レポ、個人的な太宰治感まで動画とテキストでまとめてみました。参考になれば嬉しいです。ご都合の良いスタイルでお楽しみください。
◎動画版:→こちらから
◎テキスト版:▼以下より
テキスト版|五所川原市りんご 開封&食レポ&太宰治について
<到着>箱側面のりんごイラストに和む
荷物はヤマト宅配便で届きました。
箱側面には、昭和絵本に登場しそうな葉付きりんごのイラストと筆流れのような「青森りんご」の文字。
ノスタルジックな気分と同時に飾らない生産者さんの顔が浮かび、あたたかい気持ちになりました。ほぼ隠れているのに、目立たないわけではない背面のマップからも青森感が伝わります。
いやぁ、和みます。
そしrて、「青森は寒いのかしら」などと思いつつ、開封。
<開封>小ぶりなサンふじ5kg(18個)
箱を開けると、片手にすっぽり入るくらいの小ぶりなりんごが18個入っていました。
部屋のひんやりした空気の中、甘酸っぱいりんごの香りが漂って、冬だなぁ~と改めて。そして、そんな変わらない年末の感覚に、やっぱりあたたかい気持ちになるのでした。
<食感>シャキシャキ、コリッ。
ふるさと納税サイト内の商品説明ページによれば、水洗いしてそのまま食べるのがおいしいらしく。
安心安全なりんごを目指す当園では、約40%農薬を減らして栽培をしているため、水洗いしていただくだけでおいしく召し上がれます。雪国青森は秋になると昼と夜の寒暖差が激しくなるため、その厳しい環境がりんごを甘くし、シャキシャキとした食感を生み出してくれます。早もぎせず、十分に味ののった当園のりんごをぜひご賞味ください!(by 蒔田農園)
「シャキシャキ、コリッ」
歯ごたえ抜群。そして、程よい酸味と爽やかな甘味が心地よく、後をひきます。切ったら切っただけ食べてしまいそう。
りんごの食感は、柔らかめか固めか、好みが分かれるところですが、個人的には固め好き。
なので、今回の五所川原のサンふじはとても好み。毎日、食後のデザートにおいしくいただいております。(18個だから年内に食べ終わってしまうな~とそこだけ残念に思いながら)
↓●今回の「五所川原のサンふじ」はこちらから申し込みました。
※私が寄付した5kgは売切れなので、五所川原で申込可能なりんごのリンクです。
※2022年1月1日~の寄付申込は、2022年のふるさと納税になります。
【青森 サンふじ 】3kg 丸福小玉 光センサー選果 糖度 13度以上
↓●太宰治のまち五所川原の返礼品には、りんご以外にもいろいろ。
【青森県五所川原市】ふるさと納税返礼品をチェック
太宰治作品再び
今回、五所川原市ふるさと納税の寄付の使い道として、「太宰治芸術文化振興コース」を選んだことをきっかけに、家の本棚にある太宰治作品を捲ってみようかな、という気に…。
本)繰り返し読んだ「人間失格」
手持ちは「斜陽」「人間失格」「桜桃」「走れメロス」他7篇(全11篇)収載の太宰治短編集と、「パンドラの匣」の2冊。
もっとあるかと思っていたけれど、図書館や友人に借りて読んでたのかも、と古い記憶が蘇らず…。
どちらにしても、太宰治作品はほぼ読んでいるはず。でも、何度も読み返しているのは、「人間失格」です。
大人を重ねていくにつれて、深く頷づける箇所が増えていったような…。
いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。~太宰治「人間失格」より引用~
有名な一節ですね。
「生きること」は総じて大変。その大変をやり過ごしたり、おもしろいと思える術を持見つけながら、今を続ける過程が「生きている」というなのかな、と思ったり。
太宰治は、生きる苦悩を文学に昇華しつつ、昇華しきれない苦悩から解放される方法を模索していたのだと個人的には思っています。
そして、そんな弱くみっともない部分は、誰の中にもあって、でも、多くの場合理性や頑張りで体裁をぎりぎり保って生きていたり。
でも、でも、そのみっともなさを作品に残してくれたのは、やっぱりありがたいなぁ、と思う本日です。
映画)太宰治作品の映画も観ていた
各時代、太宰治作品は幅広く映画化されてきましたね。そして、個人的には、公開されれば条件反射的に観てしまっておりました。ただ、パンフレットまで購入している作品は稀。
河村隆一主演の「ピカレスク(人間失格)」と浅野忠信、松たか子主演の「ヴィヨンの妻」。なぜか、数少ない映画パンフコレクションの中から出てきました。
ここ数年、モノと思考の断捨離進行中ということで、映画パンフのほとんどをメルカリに出品していたはずが…。
というわけで、手持ちパンフ2作品についての記憶を。
【映画】ピカレスク(人間失格)について
ピカレスク(人間失格)は、猪瀬直樹さん原作をもとに製作された映画で、2002年公開の作品。
私は初日に映画館へ行きました。そして、初日にもかかわらず観客がまばらだった記憶があります。もっと河村隆一さんのファンの方とか殺到するのかと思いきや、です。
だた、私は映画を観終わって、「感情が見える良い作品だった~」「河村隆一さん、本当に太宰っぽかったなぁ~」とえらく感動し、余韻に浸っていました。
そして、帰り際、パンフをパラパラ捲ってみると、そこに映画のシナリオが収載されていて、即買いしました。帰りの電車でもう一度物語を辿りたかったから。
↓動画配信サービスで観れるようです(興味があったら)
【映画】ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~について
「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」は、太宰治の小説「ヴィヨンの妻」を映画化し、2009年に公開された作品。監督は根岸吉太郎氏です。
世間からは人気作家として注目されつつも、生きる苦悩から酒や女に逃げ続ける大谷(浅野忠信さん)、そんな放蕩夫の飲み代を埋めるために小料理屋で働く妻の佐知(松たか子)の愛を描く物語。
パンフレットを開きながら、現実的な暮らしに破綻し、愛想が尽きても、本能的に惹かれる気持ちを手放すことができない、そんな人間のどうしようもなさに、どこか頷いてしまう自分がいたことを思い出しました。
愚かしさは愛おしい。今でも、時々そう思います。だから、太宰治作品に惹かれるのかもしれませんね。
↓動画配信サービスで観れるようです(興味があったら)
動画版|五所川原市りんご 開封&食レポ&太宰治について
五所川原市から届いたりんご(サンふじ)について、開封から食レポ、個人的な太宰治感について、動画版も作成してみました。
今年、寄付申込をした奈良県下北山村からいただいた、奥吉野杉の丸まな板も登場しています。良かったら是非、ご覧ください。
ふるさと納税の流れ(ざっくり)
ふるさと納税の流れについて、今回、五所川原市のケースを参考にご紹介します。
- 0)ふるさと納税サイトで、返礼品を選び寄付を申し込む
- 1)寄付証明書(今回は五所川原市)が届く
- 2)返礼品(今回はりんご)
- 3)税控除申請:状況によって2パターンに分かれます。
①ワンストップ特例制度を利用
・確定申告や住民税申告をする必要のない給与所得者等
・ふるさと納税先が1年間で5自治体まで(6回以上でも5自治体以内も含む)
②翌年、確定申告で申請
・1年間の医療費が10万円以上で控除を受けられる場合
・20万円以上の副収入がある
・他、確定申告が必要な人 - 4)寄付額ー2000円分が翌年の住民税から控除※翌年6月から反映
五所川原市の寄付金証明書が、りんごのイラストがデザインされているかわいい封筒に入って届きました。ちなみに、各自治体により、封筒だったりはがきだったり、サイズやデザインはバラバラです。
まとめ
【ふるさと納税】青森県五所川原市からの返礼品「サンふじりんご5kg」が届き、早速開封。
- 期待どおりシャキシャキ固めのサンふじに満足
- 今回は五所川原市の「太宰治芸術文化振興コース」に寄付
- 太宰作品に再び触れて、考える時間を持てて有意義
- ふるさと納税の流れについて(ざっくり)
ふるさと納税の寄付先、返礼品の魅力で選ぶのも良いけれど、興味深い活動を応援できるなら、より楽しめるなと実感。来年はどこのどんな活動に寄付をしようかな、と思う2021年年末です。