モノローグ(monologue)。モノはひとり。ローグは言葉、台詞(セリフ)。
演劇では、登場人物の心の中のひとりごとだったり、映画や漫画でもひとり語りだったり。
例えば、大ヒットしている「君の名は」は、アニメ作品としては、珍しくモノローグが多く使われていて、それがひとつの魅力と言われています。人気ドラマ「北の国から」では、純くんのひとり語りが、切なさを響かせる鐘のごとく、見るたびに聴くたびに、多くの人の涙腺をゆさぶったりしていますね。
モノローグは、心の中にある本当の思いを表現する術。
口外できない思いを、声にする術。
本当の本当と向き合う時間。
日々の暮らしの中、自分じゃない自分を演じなくちゃいけない時も多分にあります。そのたびに、「こんなことをしている場合じゃない」って焦ったりして。
だから、なるべく、本当の思いと現実のズレを小さく調整できたらな、と。
そのために、まず、自分の本当の本当を知る。
本当はどうしたい?
誰かにそう聞かれて、
本当のことを言えない場合も多々。
そんな時は、
本当の本当は?
自分に聞いてみる。
本当の先にある、本当の本当。
このモノローグ(monologue)では、
本当の思いを手繰る術として、
いくつかの自分がたりを綴っていきます。
本当の自分にかえる時間を通して、幸せだなと思える状況を考える、きっかけになればいいな、と。